Akanebu-sensei wa Terekikarazu Raw
憧れの漫画家・茜部(あかなべ)アキラの元でアシスタントをすることになった漫画家志望の崎枝(さきえだ)コウキ。クールな彼女にどれ程厳しく指導されても頑張ると決意していた崎枝だったが、茜部は崎枝の描いた絵を一切の照れもなく真面目な顔で、ストレートに褒めまくり始めるのだった。 毎日茜部の怒涛の褒め攻撃を受けた崎枝は、彼女が自分に好意があると勘違いしそうになるが、仕事に支障が出るため絶対に茜部に恋をしてはいけないと思い直す中、茜部から「私のこと好き?」と聞かれてしまう。 茜部は、恋愛初心者の自分でも崎枝に恋しているとわかるほどベタ惚れしていたようで、お互い同じ気持ちか確認したかっただけであった。またも一切照れることなくそのまま愛の告白を始めた茜部に、崎枝は照れながらも返事をし、二人は晴れて恋人同士に! 付き合うにあたり、今まで通り仕事中に褒められると照れて仕事が捗らないと訴える崎枝。しかし茜部は崎枝が「照れる」ことが分からず思っていることを言っているだけなのだと言う。なるべく崎枝を照れさせない褒め方を覚えることを初めての「恋人のために頑張る」ことだと、ワクワクする茜部だった。 交際を始めた翌朝。浮かれて仕事場に早く到着してしまう崎枝だったが、茜部も同じ気持ちだったようで、早く来て一緒に過ごしたいと思っていると言う茜部に、早速照れる崎枝。 そんなやり取りの中で茜部は、思っていたよりも崎枝が自分のことを好いていると実感し、いい雰囲気になる中、仕事開始のアラームが鳴る。公私混同はしないと、切り替える茜部は、 続けてHなシーンは崎枝には任せないと言い出す。さすがに絵で照れたりしないと反論する崎枝だったが、実は女性キャラの裸は茜部自身の裸を参考に描いており、それで崎枝が照れてしまうかもという心遣いであった。 それを聞いて逆に意識してしまう崎枝に、茜部はいずれ本物を見るのだから楽しみは取っておこうと、無自覚の追い打ちをかけ、結局照れて仕事が捗らない崎枝であった…。 茜部は、急遽内容を変更したことで、珍しく締め切りに追われていた。初めて疲れを見せる茜部に崎枝は、仮眠する彼女の手に触れ労いの声を掛ける。ところが目を閉じていただけだった茜部は、崎枝の愛で仮眠の百万倍のパワーを貰ったと宣言し、再び仕事に向かうのだった。 愛のパワーで乗り切った茜部は、突然の内容変更の理由を担当編集・各務(かかみ)に尋ねられ、彼氏ができて新たな心情描写が湧いてきたのだと、これまた照れずに答えるのだった。
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